ダンスボーカルユニットの概念を打ち破り、二次元と三次元を行き来するパフォーマンスで人気を博す気鋭の7人組・原因は自分にある。が、初の東名阪ツアー『げんじぶ空間:case.3』の最終日を4月5日に東京・Zepp Haneda(TOKYO)で迎えた。2019年の始動以来、コロナ禍の中でも昨年4月に初ワンマンを行って、昨年末の東西ツアー、そして今回の東名阪も全公演がソールドアウトと、着実に飛躍を遂げてきた彼ら。この日も3月に連続配信された新曲で今までになく気取りのない“素顔”を垣間見せながら、中盤ではモーションキャプチャーによるアバターが出現したりと、まさしく次元を超える存在感をいかんなく発揮。“げんじぶ”の変わらぬ軸と新たな顔を、観測者と呼ばれる自身のファンに昼夜の2部にわたって提示し、全国5都市を巡る秋のZeppツアーに向けて弾みをつけた。