2月16日、中村中、初のオールタイムベストアルバム『妙齢』がリリースされた。2006年のメジャーデビュー以来の代表曲14曲に加えて、昨年12月に配信された「一杯の焼酎」の新バージョン、新曲「あいつはいつかのあなたかもしれない」も収録しており、入門編としてだけではなく、ファンも必聴の作品集と言えそうだ。当コラムもこのタイミングで彼女のアルバム作品を紹介するのだが、中村中のアルバムと言えば、話題性や売上で考えたらデビュー作『天までとどけ』になるのかもしれないけれど、その作品性において、個人的には『少年少女』を強く推したい。これぞ、名盤と呼ぶに相応しいアルバムだと思う。