ジミヘンと並んでロック界に大きな影響を与えたギタリストと言えば、真っ先にジェフ・ベックの名が挙げられるだろう。ヤードバーズ時代から現在まで、50年以上もトップギタリストとして活躍しているのだからすごい存在である。彼のギターの特徴は先が読めないところにある。曲にマッチしたソロを弾かないというか、理性よりも獣性が勝ったプレイでリスナーを惑わせるのである。ある意味で器用貧乏なのかもしれないが、どんな時も彼の熱い魂が感じられて惹き込まれてしまう。今回紹介するのはジェフ・ベック・グループとしての2作目となる『ベック・オラ』で、彼の多彩なギターワークはもちろん、ハードロックのプロトタイプとも言える名パフォーマンスが詰まった傑作である。
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music.jp 本配信情報は2019年9月06日時点のものです。
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