- Home
- #113 夢の扉+- TBSオンデマンド配信
#113 夢の扉+- TBSオンデマンド配信
- 2016/1/7
- TBSオンデマンド22
#113 夢の扉+‘どこでもスイッチ’で想いを伝えてほしい わずかな身体の動きでスイッチをオン。
‘どこでもスイッチ’開発 ~最先端のコミュニケーションツールで、不可能を可能に。
~
収録時間:24分
ジャンル:ハイビジョン ドキュメンタリー 2010年代
番組紹介:
ほんの少し首を傾ける、指を動かす、強く目を閉じる。
たったそれだけの動きで、家電のスイッチをオンにしたり、メールを打ったりできるという夢の新技術が生まれた。
開発したのは、東京大学・先端科学技術研究センターの巖淵守准教授。
この‘どこでもスイッチ’の機器で、何もない空間や顔の一部を‘スイッチ’として設定。
これで身体を動かすことが難しい重度の障がいがある人も、自分の意志で家電を操作したり、自分の想いを伝えたりできる画期的なコミュニケーションツールだ。
『できなかったことができる喜びを、1人でも多くの人に感じてほしい』。
巖淵のもともとの研究分野は「半導体」。
大学生当時、理系の‘花形’だった。
その進路を大きく変えたのが、1995年の阪神淡路大震災。
ボランティアとして、すぐに向かった現場で巖淵は打ちのめされる。
『自分は、なんの役にも立たない』。
悩み抜いた末、半導体研究をやめ、工学を福祉機器に活かす研究に移った。
『直接、人の役に立つことがしたい』と。
『技術の力で、障がいがある人の能力・可能性を最大限引き出したい』。
巖淵は完成した‘どこでもスイッチ’を携えて、長野へと向かった。
出会ったのは、脳性まひで重い障がいが残る、中学生の長田君。
巖淵が開発したスイッチで、長田君は新たなコミュニケーションの扉を開けることができるのか。
ドリームメーカー:東京大学 先端科学技術研究センター 准教授 巖淵 守