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落語研究会「徂徠豆腐」入船亭扇辰- TBSオンデマンド配信
- 2016/1/6
- TBSオンデマンド22
落語研究会「徂徠豆腐」入船亭扇辰
収録時間:44分
ジャンル:ハイビジョン バラエティ 2010年代
番組紹介:
「落語研究会」は、明治38年に当時の落語界に危機感を持った落語家たちが、‘落語の研究、後進の養成、寄席改良’をスローガンに、本格の落語を目指して始まった歴史ある会。
現在では、落語家が人前で演じることによって芸を研くことに重点がおかれ、TBS主催により毎月国立劇場小劇場で当代の人気落語家たちによって、珠玉の演目が披露されている。
お届けするのは、入船亭扇辰(いりふねてい・せんたつ)による「徂徠豆腐(そらいどうふ)」。
「徂徠豆腐」
まだ薄暗い往来の中、豆腐屋の七兵衛がてんびん棒を担いで歩いていると「これ、豆腐屋」と呼び止める声が。
この客、注文した豆腐を手に取るや否や、あっという間に食べたまでは良いが、「小銭が無く、今は払えないので、後でまとめて払う」と言う。
翌日もその翌日も、豆腐を頼んで食べては、ツケの繰り返し。
とうとう5日目になって、「小銭がないのに、大金があると思うか」と言い出した。
聞けばこの客、世の中を良くする為に学問に勤しんでいるため、今はお金を持ってないとのこと。
感銘を受けた豆腐屋は、「お代は出世払いで良いから」と豆腐よりも値の安い‘おから’を毎朝差し入れるようになる。